2025-06-15
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「Goエンジニアを募集しても応募が来ない」「応募は来るが求めるスキルセットと合わない」 こうした悩みを抱える採用担当者は少なくありません。Go言語の需要が急速に拡大する一方で、優秀なエンジニアの獲得競争は激化しており、従来の求人票では候補者の心に響かないのが現実です。
問題の原因は、多くの場合「求人票の書き方」にあります。求人票は単なる要件リストではなく、優秀なエンジニアへの「最初のプレゼンテーション」です。技術力の高いGoエンジニアほど、企業の技術的な魅力や成長機会を重視し、曖昧な表現や画一的な内容の求人票は敬遠する傾向があります。
本記事では、優秀なGoエンジニアの心に響き、応募に繋がる求人票の具体的な書き方を、7つの項目に分けてテンプレート形式で解説します。採用のミスマッチを減らし、選考プロセス全体の効率を上げるための実践的な知識をお伝えします。
求人票を構成する各要素について、「何を」「どのように」書くべきかを具体的に解説します。
NG例:「Go言語エンジニア募集」
OK例:
解説: 具体的な役割や技術領域を示すことで、候補者が自身の経験とキャリアパスを想像しやすくなります。「Goエンジニア」だけでは、フロントエンド寄りなのか、インフラ寄りなのか、どの領域での経験が活かせるのかが不明確です。技術スタックと合わせて役割を明記することで、適切な候補者からの応募を促進できます。
優秀なエンジニアは「自分の技術がどう社会や事業に貢献するのか」を重視します。会社のビジョン、解決しようとしている課題、プロダクトが持つ社会的意義を情熱的に語ることが重要です。
効果的な書き方:
技術的な挑戦と社会的な意義を両立させた表現で、エンジニアの使命感に訴えかけましょう。
NG例:「Webアプリケーションの開発」
OK例:
解説: 開発するプロダクト、担当する具体的なタスク、関わるチームの規模、技術的な目標値などを具体的に記述します。「どんな技術を使って、どんな課題を解決するのか」が明確になることで、候補者は自身のスキルセットとの適合性を判断でき、入社後のミスマッチを防げます。
全てを「必須」にすると、応募のハードルが不必要に上がります。本当に無くては困るスキルと、あれば尚良いスキルを明確に分けることが重要です。
必須スキル例:
歓迎スキル例:
解説: 歓迎スキルは、候補者に学習意欲やポテンシャルをアピールする場でもあります。「現在は経験がないが、学習意欲がある」という候補者からの応募も期待できます。また、技術の習得難易度や重要度に応じて優先順位を示すことで、候補者の自己評価を促進できます。
チームで成果を出すために必要なソフトスキルや価値観を言語化します。
効果的な表現例:
技術力だけでなく、チームワークやコミュニケーション能力、学習姿勢などを具体的に示すことで、企業文化にフィットする人材からの応募を促進できます。
働きやすさや成長機会を具体的にアピールします。優秀なエンジニアほど、技術的な成長環境や開発プロセスの質を重視します。
アピールポイント例:
開発手法、学習支援、働き方の柔軟性など、エンジニアが重視する要素を具体的な制度や数値とともに示しましょう。
範囲を明記しない求人票は、優秀な候補者ほど敬遠する傾向があります。給与の透明性は企業への信頼度を大きく左右します。
効果的な記載例:
解説:
給与レンジを具体的に提示することで、候補者は自身の市場価値と照らし合わせて応募を検討できます。各種転職サイトの調査によると、2025年時点でのGoエンジニア東京都内平均年収は500万~900万円程度が相場です。
また、開発環境への投資状況を示すことで、エンジニアを大切にする企業姿勢をアピールできます。
txt1【募集職種】Goエンジニア 2【業務内容】Webアプリケーションの開発 3【必要スキル】Go言語、データベース、チーム開発経験 4【待遇】当社規定により優遇 5【勤務地】東京都内
txt1【募集職種】マイクロサービス基盤エンジニア(Go/Kubernetes) 2 3【ミッション】 4月間1000万PVを支える次世代ECプラットフォームの技術基盤を構築し、 5小売業界のDXを推進します。 6 7【具体的な業務】 8・gRPCを用いたマイクロサービス間API設計・実装 9・Kubernetesクラスター上でのGoアプリケーション運用 10・Prometheus/Grafanaによる監視基盤の改善 11・レスポンス時間30%改善を目標としたパフォーマンスチューニング 12 13【必須スキル】 14・Go言語でのWebアプリケーション開発経験(2年以上) 15・RESTful API設計・実装経験 16・Git/GitHubを使ったチーム開発経験 17 18【歓迎スキル】 19・Kubernetes、Dockerの運用経験 20・gRPC、Protocol Buffersの実装経験 21・AWS/GCPでのインフラ構築経験 22 23【開発環境】 24・全コードにペアプログラミング/コードレビュー実施 25・月1回の技術共有会、年間30万円の学習支援 26・リモートワーク可(週2日出社)、フレックスタイム制 27 28【待遇】 29・年収550万円〜850万円(経験・スキルに応じて決定) 30・MacBook Pro、外部モニター2台、Herman Miller製チェア支給 31・ストックオプション制度あり
良い例では、7つのポイントがすべて具体的に記載されており、候補者が入社後の働き方や成長機会を明確にイメージできる内容になっています。
求人票は単なる募集要項ではなく、未来の仲間への「最初のメッセージ」です。企業の技術的な魅力、成長機会、働きやすさを伝える重要なマーケティングツールとして位置づけ、候補者の視点に立った内容を心がけることが重要です。
本記事で紹介した7つのポイントを参考に、自社の魅力を具体的かつ魅力的に伝える求人票を作成してください。技術スタックの明確化、業務内容の具体化、給与の透明性確保により、適切な候補者からの応募を促進し、採用のミスマッチを大幅に減らすことができます。
とはいえ、自社の魅力を客観的に言語化したり、適切な給与レンジを設定するのは簡単ではありません。市場動向を把握し、競合他社との差別化ポイントを見つけることも重要な要素です。
私たちGoForceは、Goエンジニアの市場動向や彼らが何を求めているかを熟知しています。求人票のブラッシュアップから、貴社に最適なエンジニアの紹介まで、採用活動を強力にサポートします。優秀なGoエンジニアの採用にお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。お問い合わせはこちらから。
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